※Wシリーズ公式ホームページ5月7日投稿より

ネレア・マルティ(クワァントフリーレーシング Wシリーズチーム/🇪🇸)は開幕戦のマイアミGPでWシリーズ初のポールポジションを獲得!
開幕戦ダブルヘッダーのレース1をPP、レース2を2番手と、両レースをフロントローからスタートすることになりました。
昨シーズンは現在JujuがいるWシリーズ・アカデミーに所属していて、ルーキーとしては最高位のランキング4位となったスペイン人ドライバーは、マイアミ・インターナショナル・オートドロームで行われた予選セッションの最終フライングラップで1分56秒915を叩き出してトップ。ジェイミー・チャドウィック(ジェンナーレーシング/🇬🇧)に0.1秒以下の差でレース1におけるポールポジションを確定させました。
Wシリーズのダブルチャンピオンであるチャドウィックは、セカンドベストタイムが最速だったのでレース2をポールポジションからスタートする。

アリス・パウエル(クリック2ドライブ ブリストルストリートモータースレーシング Wシリーズチーム/🇬🇧)とエマ・キミライネン(プーマ Wシリーズチーム/🇫🇮)は両レースとも2列目からのスタート。第1レースはアリスが前、第2レースはその逆だ。
ファビアン・ヴォールヴェント(コートダオレーシング Wシリーズチーム/🇱🇮)は両レースとも5番グリッドからのスタートとなるが、30分の予選セッションの残り29秒でウォールに衝突したため赤旗中断。チームはレース1へのマシンの準備ため、時間との戦いに直面することになった。
Wシリーズの優勝経験者であるキミライネン、パウエル、チャドウィック、ベイツケ・バッサール(シリンレーシング Wシリーズチーム/🇳🇱)は、予選セッション最初の3分の1が経過する辺りまで最速タイムを競い合っていたが、一方でマルティがウォールに接触するなど、ドライバーたちは新しい路面でのグリップ探しに苦労していた。
11分後、キミライネンが全ドライバーで初めて1分58秒を切る。そしてその後、金曜日のフリー走行でトップだったパウエルがコンマ3秒差でキミライネンのタイムを上回って、セッション中盤でトップとなった。
多くのマシンがフレッシュタイヤに交換した後、クロエ・チェンバース(ジェンナーレーシング/🇺🇸)がターン14のシケイン進入でスピンを喫し赤旗。4分間の中断。
チェンバースはターボの不具合で金曜のフリー走行をあまり走れずにいたが、その時点で5番手にいた。最終的には予選を11位で通過。今年Wシリーズにデビューする5人のドライバーの中で最速タイムをきっ録しました。
セッションが再開されると猛烈な勢いで次々とタイムが更新された。
残り3分を切ったところでチャドウィックがコンマ5秒以上のタイムアップで、この週末で最速のタイムをマーク。続けて次のフライングラップで初めて1分57秒を切り暫定ポール。
しかしマルティが100分の7秒差で最速タイムを記録。
そしてパウエルも最初の2つセクターで最速タイムからコンマ2秒もの差をつけていたため、マルティを上回るタイムを出すはずだった。しかしファビエンヌが3コーナーでウォールに衝突。セッションはすぐに赤旗終了隣、マルティがWシリーズ9回目の出走で自身初めてのポールポジションを獲得することとなった。
「Wシリーズで初めてのポールポジションが獲得できて天にものぼる気持ちだ。そして今度はレースに勝つことが目標だ。」
「難しい高速のコースなので緊張した。予選の序盤はフィーリングがつかめず、コースも昨日のフリー走行とは感触がまったく異なっていたのでちょっと大変だった。」
「1本目のアタックが終わってからようやく集中力を取り戻し、次のアタックに出ていった。正直とても落ち着いてい他ので、レースでどこを改善できるかについて考えていた。」ーネレア・マルティ
「最後の最後でタイムを揃えられた。」
「2セット目のタイヤはかなり良かったが、逆に1セット目は少し苦戦した。それでもこの週末、そして今シーズンの良いスタートが切れたと思う。」
「このコースはテクニカルで簡単にミスに誘われてしまう。ストレートが長いのでより多くのことを求めすぎるとミスとして跳ね返ってきてしまう。ただ最後まで忍耐強く待っていいたので結果が伴ってきた。特に長いストレートがあるのでレースは難しい展開になるでしょうが、私たちは良い位置につけていると思う。」ージェイミー・チャドウィック
Jujuは残念ながら予選18位

フリー走行の最後の最後でウォールにマシンをヒットさせてしまったJuju。
チームは懸命にマシンの修理に取りかかり修理は終えたが、フリー走行で徐々にペースアップしてきた感触はまったくなくなってしまったようだ。
「予選はセッティングされていない、とりあえず組み上げただけの状態のマシンで挑むことになりました。 フリー走行で掴みかけていた良い感触もなくなってしまい、自信をもってコーナーを攻めることができませんでした。 」
「予選は最下位の18番手。レース2のグリッドは予選のセカンドベストで決まるので、2レースとも最後尾からスタートすることになりました。」
「予選からレース1の間でもマシンの修理はおこなわれましたが、それでもフリー走行の時とは程遠い感触。 相変わらずセッティングを詰める前のような段階なのです。」ーJuju
AUTO CAR JAPAN Juju(野田樹潤)ブログより
好事魔多し。
予選はまったく力を発揮できる状況じゃなかったことを考えると、やはりフリー走行でのクラッシュは高くついたと言えます。
油断したわけではないでしょうが、ミスはミス。
次戦からの教訓として活かしてほしいですね。
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