
中1ギャップ。
いつから言われ始めたのかは分かりませんが、最近よく耳にします。
最近よく耳にするのは、中学受験のことを調べ始めたからかもしれません。
中1ギャップとは、小学校を卒業して中学校へ進学した際、
新興出版社『中1ギャップって何? 対策法は?』より
これまでの小学校生活とは異なる新しい環境や生活スタイルなどになじめず、
授業についていけなくなったり、不登校やいじめが起こったりする現象のことです。
今時はこういうのもあるんだね。
これが最初の印象でした。
私が中学校に上がる時は、もちろん不安もあったと思いますし、一方で期待もあったと思います。
でも小学6年生の次は中学1年生になるのが「当たり前」だと思っていたので、
不安も期待もそれ程大きくなかったんじゃないかと思います。
小学校を卒業した後の進路を自分で選択しなければならないということだったら
まったく違ったでしょう。
不安ばかりの春休みになってたんじゃないかと思います。
今では積極的に中学受験をする家庭も多いので、
私の時代と比較しても進路には実現可能な選択肢が増えました。
でもそのことで不安や期待を抱くのは、こども本人よりも親の方ではないでしょうか。
「こどもの将来のために中学は地元の公立校でいいのか? それとも受験するか?」
というように。
とはいえ、今の時代は中学進学について不安も持ってるこどもが非常に多いようです。
約8割の新中学1年生が「中学入学前に不安があった」と回答しています
(東京都「平成22年度中学校第1学年の生徒の適応状況調査」より)
自分の時代では問題ではなかった、なんていう偏見があると
お子さまが現代ならではの問題を抱えたとき、力になることができません。
ですので、中学に進学する前に中1ギャップとは具体的にどういう問題で、
お子さまと中学校というところについて話をする機会は持っておくに越したことはなさそうですね。
例えばこういう書籍をきっかけにして、お子さまに中学校というところを知ってもらうのもいいかもしれません。

中1ギャップを事前に防ぐため、そして万が一お子さまが中1ギャップに陥ってしまった時のため、
こどもが両親や兄弟に話しやすい雰囲気をつくっておくことが大切だということです。
どんな些細なことでも親子で気軽に話し合える環境をつくっておくことで、
もし問題が起こりそうになっても、深刻な事態になる前に対処できるかも知れません。
こどもが親に気軽に話しかけられる、相談できる環境を作るのは
中1ギャップの防止だけでなく、良い家庭、良い親子関係を築く上で非常に大切なことですね。
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