Juju🇯🇵初入賞おめでとう! ドライバー・オブ・ザ・デイも! Wシリーズ2022ハンガリーラウンド決勝

Wシリーズ

日本の女子高生レーサー Juju🇯🇵が、サマーブレーク前最後のWシリーズ ハンガリーラウンドで、見事初入賞を果たしました!

4度のオーバーテイクを見せ9位でフィニッシュ。ルーキイヤーにやってくれました!

真っ直ぐ走らないマシンと格闘しなければならなかった前日の予選。Juju🇯🇵は失意の16番グリットからスタートとなったが、決勝ではこれまでの走りが冗談だったかのような見事なレースを見せてくれる。何度も見事なオーバーテイクを見せ、ポジションを9つ上げてフィニッシュ。前戦フランスラウンドでの粘り強い走りに続き、今季一番と言っていい走行をしてくれた。

ハンガリーラウンドのドライバー・オブ・ザ・デイにも選ばれた。予選終了後から決勝までの間にマシンに懸命に修正を施してくれたチームに応える力走はファンも見過ごせなかった。

レースはアリス・パウエル🇬🇧がジェイミー・チャドウィック🇬🇧を抑え切り今季初優勝を飾った。昨年から続くチャドウィックのWシリーズ連勝記録に終止符を打った。

今シーズン初のポールポジションを獲得して翌日の決勝、パウエル🇬🇧は先頭からレースをコントロールし、2度のセーフティーカーによるリスタート後も背後からポジションを脅かされることなく巧みにこなし、Wシリーズ5勝目を挙げた。

パウエル🇬🇧は昨年9月にオランダのザントフォールトサーキットで優勝して以来の勝利。25点の追加で3位表彰台のバイツケ・ビッサー🇳🇱と同ポイントで並ぶも上位入賞回数で上回りランキング2位にジャンプアップした。

5番グリッドスタートから2位表彰台を獲得したチャドウィック🇬🇧は昨年からのWシリーズ7連勝を阻まれたものの表彰台獲得回数を13に伸ばし、ランキング2位との差を75ポイントに伸ばした。

マルタ・ガルシア🇪🇸はアビ・プリング🇬🇧の猛追を抑えきって4位入賞。今季最高のフィニッシュでシリーズ前半戦を終えた。

ファビアン・ヴォールヴェンド🇱🇮は6位フィニッシュで4戦連続の入賞を果たした。その後にはレーシングXチームのサラ・ムーア🇬🇧とアビー・イートン🇬🇧が続いたが、ムーアはセーフティーカー中にイートンを追い越した件ついて調査中だ。(その後特に何もリリースがないためお咎めなしで処理されたか?)

ちょい濡れの路面状態がレースをよりおもしろくしたハンガリー

決勝当日は朝から激しい雨が降り続きました。現地時間14時40分のスタート時には止んだものの、路面はまだ湿っており、30分+1周のレースはセーフティーカー先導のもとで始まりました。

すべてのドライバーがスリックタイヤを履いていました。ちょい濡れの路面に対して全車がグリップ不足を感じている中、セーフティカー先導の1周目にネレア・マルティ🇪🇸がターン10でスピン。しかしコース脇のマーカーボードに衝突した後にコントロールを取り戻し、何とかコースへ復帰した。クルマへのダメージもほぼなさそうだが油断は禁物だ。

セーフティーカーは残り25分でピットレーンに入り、ポールシッターのパウエル🇬🇧は1コーナーでビッサー🇳🇱を抑えてトップをキープ。セーフティーカー中にスピンしたマルティ🇪🇸に代わってマルタ・ガルシア🇪🇸が後ろに続く。

Juju🇯🇵は1コーナーで見事ブルーナ・トマセリ🇧🇷をかわし15位に浮上。最初のアタックで見事にオーバーテイクを決めてくれたJuju。幸先の良いスタートとなった。

5位のチャドウィック🇬🇧は2コーナーでアウトからマルティ🇪🇸に並びかけ3コーナー手前で横に並び、そしてオーバーテイク。今年のF1でもよく見られたこの2コーナー後のオーバーテイクシーン。ここは今後オーバーテイクポイントになるのでしょうか。3コーナーで理想的な立ち上がりができなかったマルティをプリング🇬🇧もあっという間にかわしていく。

さらにその後ろにいたベレン・ガルシア🇪🇸も襲いかかる。4コーナーではポジションをキープしたマルティ🇪🇸だがベレン・ガルシアにピッタリ後ろに着かれたまま。そして2台はそのまま5コーナーに入っていく。コーナー入り口でベレン・ガルシアのフロントがスライド!? マルティにヒットしてしまう。当てられたマルティは堪らずスピンアウト。ベレン・ガルシアはそのままコースに残れたがマルティはコースアウトで最下位まで転落。後味の悪いチームメイト同士の接触となってしまった。

最終コーナーを走行する3位のマルタ・ガルシア🇪🇸にチャドウィック🇬🇧が迫る。次の1コーナーでマルタ・ガルシアは警戒ラインを走っているように見える。明らかにペースが違うからなのか?

トップ争いでもビッサー🇳🇱の方がペースが良いのか、カーナンバー95のマシンは2コーナーの立ち上がりでパウエル🇬🇧のインを窺う。しかしここではオーバーテイクならず。ちょい濡れの路面のおかげでここかしこでトライが見られる。

マルタ・ガルシア🇪🇸はずっと後のチャドウィック🇬🇧を見ながらの走行。そのせいで前の2台からどんどん離れていくマルタ・ガルシア。どのコーナーでもチャドウィックの方が速いのが明らか。普段なら追い抜きできないコーナーでもマルタ・ガルシアはイン警戒ラインをとる。

しかしメインストレートで横に並ばれたマルタ・ガルシア🇪🇸は1コーナーで3位の座をチャドウィック🇬🇧に明け渡すことになった。ストレートでのスピードを活かしてアウトから見事に立ち上がっていくチャドウィック。マルタ・ガルシアはコーナー侵入も不安定だった。

マルタ・ガルシア🇪🇸のペースは一向に上がらない。コーナーが辛そうだ。チャドウィックに先行された後すぐにプリング🇬🇧、エマ・キミライネン🇫🇮、ジェシカ・ホーキンス🇬🇧の追撃を受ける。しかしチャドウィックほどのペースがなかったためかプリングはマルタ・ガルシアを一発で攻略できない。手こずったせいで逆にキミライネンからのトライを受けるがそれは何とか凌いだ。しかしトライが不発に終わったキミライネンはホーキンスから仕掛けられ2コーナー先でオーバーテイクを許してしまった。まさにドミノ倒し的様相。接近戦では前にも後ろにも注意してなければならない。

残り約17分となる4周目の1コーナーでJuju🇯🇵はテレザ・バビコワ🇨🇿を攻略! 13位に浮上! レース序盤で2台をオーバーテイクは素晴らしい! さらに次週の1コーナーでホーキンス🇬🇧が接触からスピン。これでJujuは12位まで上昇!

トップ争いに動き。
パウエル🇬🇧の後ろにつきながらもトライができない状態のビッサー🇳🇱を、とうとうチャドウィック🇬🇧が1コーナーで刺した。ビッサーも2コーナーまで食い下がるものの及ばず3位後退。ビッサーはパウエルを抜き切るまでのペースがなかった。逆にチャドウィックは予選の後退がウソのようにしっかりグリップして速いクルマをつくり上げてきた。

グリッド5位から3台をかわしてとうとうトップへの挑戦権を得たチャドウィック。開幕からの連勝を7に伸ばすのか!? それともパウエルが意地のポール・トゥ・ウィンを飾るのか!?

そしてクライマックスをさらに盛り上げるかのような出来事が。

チャドウィックが2位に浮上する少し前、ターン9でJuju🇯🇵のチームメイトであるビアンカ・バスタマンテ🇵🇭が単独スピンを喫し、そのままバリアに衝突。左リアのサスペンション周りを壊してしまう。何とかピットに戻ろうとしたが、ピットレーン入り口でストップしてしまった。事態の収拾のためセーフティーカーが導入されたのだった。

セーフティーカーが導入される直前、チャドウィック🇬🇧がビッサー🇳🇱をオーバーテイクしたその時、エマ・キミライネン🇫🇮がピットイン。そのままクルマを降りた。ホーキンス🇬🇧との接触で無傷ではなかったということか。リタイアとなる。そのおかげでJuju🇯🇵は11位に浮上。前を行くベレン・ガルシア🇪🇸は目と鼻の先。初入賞が現実的になってきていた!

レース時間残り4分30秒を切ったところでセーフティーカーが終了。全車差がなくなってのレース再開。残り時間も少ないので1コーナーの陣取り合戦が見ものだが、果たして!?

パウエル🇬🇧はチャドウィック🇬🇧に付け入る隙を与えずトップを堅持。4位マルタ・ガルシア🇪🇸にずっと後ろに抑えられていたプリング🇬🇧はその鬱憤を晴らすかのように1コーナーでトライ。しかし前を締められオーバーテイクは失敗。

プリングのトライと同時にベレン・ガルシア🇪🇸にトライしたJuju🇯🇵は見事オーバーテイク成功!! とうとう10位浮上で入省圏内! 2回目のセーフティーカー明けの1コーナーでオーバーテイクを成功させたのはJujuとホーキンス🇬🇧の2人のみだった。

チャドウィック🇬🇧を後ろに抑え込むことに成功したパウエル🇬🇧だったが、コーナーごとにじわじわとカーナンバー55の黒いマシンが後ろに詰め寄ってくる。リスタートラップの5コーナーのシケインではパウエルの右フロントタイヤの劣化が確認できた。レース時間は残り3分少々。パウエルは腕で乗り切るしかない。

10位に上がったJuju🇯🇵の勢いが止まらない! 前を行くクロエ・チェンバース🇺🇸のアウトに並んで1コーナーに飛び込んでいく! 2周連続でのオーバーテイクトライ。しかしここはイン側のチェンバースがポジションを守った。

逃げるパウエル🇬🇧、追うチャドウィック🇬🇧。
この争いはレース時間残り1分15秒で決着がついたようだ。

コーナーごとにじわり詰め寄ってくるチャドウィック🇬🇧だったが、決して余裕がある状態ではなかった。これまで狙い澄ましたような走りを見せていたチャドウィックに綻びが出たのは最終ラップ前の11コーナー。縁石をはみ出してしまいタイムロス。ここで差がコンマ7秒ほどに広がってしまう。

張り詰めた糸が切れてしまったかのように勢いがなくなるチャドウィック🇬🇧。コースアウトの際にどこかを壊してしまったか? 一方追われるパウエル🇬🇧は、しっかり前だけを向いていた。最後までミスを犯さず走り抜いた。

そして、アリス・パウエル🇬🇧が見事なポール・トゥ・ウィンで今季初優勝! ジェイミー・チャドウィック🇬🇧の開幕からの連勝は6でストップ。

3位ビッサー🇳🇱、4位はプリングの猛追を凌ぎ切ったマルタ・ガルシア🇪🇸、以下5位プリング🇬🇧、6位ファビアン・ヴォールヴェンド🇱🇮、7位アビー・イートン🇬🇧、8位サラ・ムーア🇬🇧。

そして9位入賞は我らがJuju🇯🇵❗️ Jujuは最終ラップでチェンバース🇺🇸に再びトライして見事オーバーテイク! サマーブレーク前の最後のレースで待望の初入賞を飾った!! おめでとう Juju🎉

Juju🇯🇵はこのレースで4度のオーバーテイクを決め、ドライバー・オブ・ザ・デイにも選出される。この抜きにくいハンガロリンクでこれだけのオーバーテイクを決め初入賞とくれば選ばれて当然とも思うがチャドウィック🇬🇧の連勝を止めたパウエル🇬🇧を抑えての受賞となれば、ファンの目も肥えているということだろうか。

前日のフリー走行、そして予選では真っ直ぐに走ることさえもままならない状態のマシンで走行。いつも前向きで明るく振る舞うJujuが相当参っていたとも聞きます。しかし「負けても 負けても 諦めない」という言葉に背くことなく出場したレースで今までのモヤモヤを一気に晴らすことができました。予選後に懸命にマシンをセッティングしてくれたチームに応える快走を見せ、後半戦に一層の期待が掛かります。

鈴鹿で行われるはずのラウンドが急遽中止になってしまい、日本のファンにとっては生Jujuの快走を観る機会が奪われてしまいましたが、残り3レースも精一杯応援していきたいです。

トップ3コメント

「さっき観客と一緒に写真撮影することができたんだけど、トップチェッカーを受けてのことだから本当に素晴らしかった。この雰囲気は最高。表彰台の中央に戻ることができて本当にうれしい。」

「今シーズンは優勝するのに思った以上時間がかかってしまったけど、ブリストル・ストリート・モーターズ チームをWシリーズ初優勝に導いたことは素晴らしい。マシンに関わったすべての人が素晴らしい仕事をしてくれた。チームのみんなに感謝したい。」ーアリス・パウエル🇬🇧

「アリス(・パウエル)を破った昨年とは立場が逆になった。もし誰かが連勝を止めるとしたら、アリスがふさわしいと思っていた。」

「今日は、自分にできることをやり切った。オーバーテイクが難しいサーキットのウェットコンディションは、序盤は順位を上げるのに助けになったが、レース終盤にアリスに挑むには不十分だった。でも2位という結果には満足しているし、レース内容にも満足してる。」ージェイミー・チャドウィック🇬🇧

「再び表彰台に上れたこと、そして多くのオランダのファンに会えたことはとても素晴らしい。とても良いレースができたし、表彰台に戻ってこれたことがとても嬉しい。」

「前2台がドライ・セッティングだったのに対して、私たちはウェット寄りのセッティングでレースに臨んだ。序盤こそ速く走れたけど、路面が乾いてくるとうまくいかなくなった。でも今週末はずっとペースが良かったので、この調子でシンガポールや残りのレースに臨みたい。この調子で速くしていければ、今年の終わりは良いポジションにいることができるだろう。」ーバイツケ・ビッサー🇳🇱

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