
5月6日から8日、F1マイアミGPのサポートレースとして開幕戦を迎える2022年Wシリーズ。
女性ドライバーのみで争われる2018年発足のこのカテゴリーも今年で3シーズン目を迎えます。
(2020年は新型コロナウィルス感染拡大の影響で開催されなかった)
今シーズンは元F1ドライバーの野田英樹氏の娘であるJujuこと野田樹潤が参戦することがアナウンスされ、そしてそれを支えるかのように鈴鹿サーキットがF1日本GPのサポートレースとして2022年のWシリーズの開催地のひとつになったこともアナウンスされた。
今年は全8戦がすべてF1のサポートレースとして開催されるため、
これまで以上に俄然注目を集めるWシリーズ。
開幕戦前までの予習として、今シーズン参戦するドライバーを紹介します。
JAMIE CHADWICK(ジェイミー・チャドウィック)🇬🇧

Wシリーズのダブルチャンピオンであるジェイミー・チャドウィックは
1998年生まれの24歳(2022年4月14日時点)。
イングランド西部にあるイングランド有数の観光地バース出身。
彼女の兄がカートを始めたことをきっかけに、ジェイミーも11歳のときにレースを始めています。
兄と良いライバル関係を築きながらカートの腕もめきめきと上達し、
ジュニアシリーズで数々の勝利を収めています。
またジェイミーはイギリスGT選手権の最年少で、かつ女性初の優勝経験者であり、
BRDCイギリスF3レースとMRチャレンジ選手権で初の女性優勝者となっています。
2019年にWシリーズ初代チャンピオンに輝き、ウィリアムズF1チームの開発ドライバーに指名されました。

2020年は新型コロナウィルスの影響でWシリーズが開催がない一方で、
イタリアのチームであるプレマからフォーミュラ・リージョナル・ヨーロッパ選手権に参戦。
2021年は再開されたWシリーズでチャンピオンの防衛に成功。
現時点でWシリーズ唯一のチャンピオンとなっています。
今シーズンの所属チームはジェンナー・レーシング。
「ジェンナー・レーシングと私は、Wシリーズでの3度目のタイトルを獲得するために全力を尽くすことに集中しています。(チームオーナーの)ケイトリン・ジェンナーとも話しましたが、彼女のチームに対するビジョンは素晴らしいものです。彼女が私のキャリアを次のレベルに引き上げ、国際的な扉を開く手助けをしてくれると信じています。
ジェレミー・チャドウィック
もし3度目のタイトルを獲得できれば、堂々と次のステップにチャレンジとなるでしょう。
それがF3なのか他のカテゴリーなのかは分かりませんが、
本人としてはもちろんチャンピオンのままWシリーズを後にしたいはずです。
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